2007年5月31日(木) |
埼玉県東松山市・障害児の進学先、保護者が判断 市の就学指導委を廃止へ! |
埼玉県東松山市が画期的な条例を作りました。
進学について保護者が判断し、相談員が情報を提供し、学校を一緒に見学するなど保護者の選択を支援する。
ケアが必要な子どもが普通学級に進んだ場合、市の予算で介助員も派遣する。
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障害のある子どもが、普通学級と特別支援学校(旧盲・ろう・養護学校)などのどちらに進むかを実質的に振り分けている市町村の指導委員会について、埼玉県東松山市が廃止を打ち出した。
「子どもの利益を最終的に判断するのは家庭」との考えからで、保護者の判断に任せる。
市議会で関連条例案が成立すれば7月にも新制度に切り替える。
文部科学省は「指導委の廃止は聞いたことがない」としている。
詳しくはこちらから (ウエブ魚拓のリンク)
読売新聞記事では・・・
埼玉県立大学の佐藤進・学長(障害児教育)は「国連の障害者権利条約でも、障害を理由に普通の教育から排除すべきではないとしている。その意味で意義深い決断だ。」としている。
この指摘はその通りだと思う。
●読売新聞記事 (ウエブ魚拓のリンク)
●毎日新聞記事 (ウエブ魚拓のリンク)
実は「就学指導委員会」設置の法的な根拠は存在しておりません。 したがいまして設置の有無は市町村の考え方でどうにでもなるものなのです。
特別支援学校(養護学校)や特別支援学級(特殊学級)への就学はいわば私立学校への就学と同じであって、本人と保護者の希望によって決定するという「あたりまえ」のことが全国のどこにおいてもきちんと行なわれる日が一日も早く来ることを願わずにはいられません。
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2007年5月28日(月) |
ヒトES細胞大量培養に成功 従来の100倍以上の効率 |
遺伝子治療や再生医療の進展に欠かせないES細胞の培養効率をこれまでの100倍以上できる大量培養技術の開発に理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)が成功しました。いっそうの研究の進展を期待します。
記事ここから
笹井さんらは今回、細胞死を抑える働きのある薬剤などをヒトES細胞に加えて培養を試みた。
その結果、運動神経などの細胞死との関連があるたんぱく質の働きを妨げる薬剤に、ES細胞の生存率を大幅に高める作用があることがわかった。
細胞の塊を手作業で切り分ける従来の方法では1カ月で100倍程度に増やすのが限界だったが、この薬剤を加えて培養することでさらに100倍以上に増やすことができた。
詳しくはこちらから (ウエブ魚拓のリンク)
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2007年5月27日(日) |
着床前診断、筋ジス患者の38%が賛成…協会調査 |
遺伝子診断についての調査結果−筋ジストロフィーに関してです。
難しい問題で、決めかねている方も多いようです。
記事ここから
生命の選別につながると賛否両論がある「着床前診断」について、筋ジストロフィー患者の約4割が、賛成していることが、日本筋ジストロフィー協会が2005年に実施した調査でわかった。
26日に東京都内で開かれた日本遺伝カウンセリング学会で報告した。
詳しくはこちらから (ウエブ魚拓のリンク)
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2007年5月27日(日) |
認知症の原因のひとつ?異常たんぱく質の正体解明 |
認知症の原因物質であるかもしれないタンパク質の一つがALS患者の脊髄にもたまっていることがわかりました。
まったくの素人考えですが、ひょっとすれば、このタンパク質がたまることを抑えれば、進行の程度や病状の程度が軽くなるかもしれません。
記事ここから
長谷川成人チームリーダーと新井哲明主任研究員らは、患者の脳に異常にたまっている物質を詳しく調べ、TDP43とよばれるたんぱく質であることを突き止めた。
このたんぱく質は、筋肉が次第に動かなくなる筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の患者の脊髄(せきずい)にもたまっていることを見つけた。 米国グループも同じ結論を発表している。
詳しくはこちらから (ウエブ魚拓のリンク)
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2007年5月22日(火) |
診療科を半分近くに再編 |
診療科名の再編がまたあるようです。 神経内科の名称は消滅の候補になっているようです。
やっと神経難病の確定診断には神経内科へという流れができつつあったところなのに、新たな患者さんたちはまたどこへ行けばいいのか混乱するかもしれない。
記事ここから
厚生労働省は、医療機関が名乗ることができる診療科を、現在の38科から20科程度に再編する方針を固めた。細分化して患者にわかりにくくなっている診療科を廃止する一方で、幅広い病気を診断できる医師に公的資格を与え、その医師がいる医療機関には「総合科」(仮称)を名乗ることを認めることなどが柱だ。
詳しくはこちらから(ウエブ魚拓のリンク)
朝日新聞「診療科を半分近くに再編 医師不足解消の思惑も 厚労省」
NHKオンライン「診療科の見直し 検討始まる」
産経「専門偏らぬ、かかりつけ医を・・・診療科名に『総合科』新設案」
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2007年5月22日(火) |
国民健康保険の話 |
国民健康保険の話ですが掲載があります。
平成19年4月から、70歳未満の方が入院される場合は、医療機関での窓口負担が自己負担限度額までとなります。入院される場合は「限度額認定証」または「限度額適用・標準負担額減額認定証」を医療機関で提示する必要がありますので、交付申請を国保年金課でして下さい。
(申請の受付は3月16日からになります。)
各出張所での取扱いは出来ませんので、ご注意下さい。
なお、保険料の滞納等で限度額適用認定証を発行出来ない場合もあります。
国保で入院前の交付申請を受け付けて広報しています。
高額療養費制度の解説記事(ウエブ魚拓のリンク)
毎日新聞「春からこう変わっています:医療、入院費 支払い簡素に」
読売新聞「高額医療費 4月から制度改正」
または・・・「高額療養費の原物支給化・・・病院窓口での支払い負担軽く」
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2007年5月16日(水) |
夢が実現する日は近い? 脳波で動く電動車いす 実用段階へ |
脳波で動く車椅子、実用段階へ
http://wiredvision.jp/news/200705/2007051422.html
1型のお子さんなど、手足の機能は失われてしまっても、脳が正常であれば、将来的には自力移動の可能性を開いてくれるものではないかと思います。
海外の話なので、日本で使えるようになる日が来るかはわかりませんが、QOL向上のためにも、こうした研究がどんどん進んでくれるといいですね。
ちなみに、このワイアード・ニュースは、IT系の話題が多いですが、医学系の話題、ES細胞の話なんかもたまにでたり、車椅子の話も出たり、新作ゲームのレビューもあり、バラエティーにとんだニュースがでています。
ニュースメールは無料ですので、興味がある方は一度のぞいてみてください
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2007年5月9日(水) |
パーキンソン病:国内初の遺伝子治療実施 自治医大病院 |
久しぶりに、遺伝子治療の記事がありました。パーキンソン病での遺伝子治療です。
副作用の報告は海外例ではないそうなので、期待したいところです。
記事ここから
自治医大付属病院(栃木県下野市)は7日、パーキンソン病患者に国内で初めて遺伝子治療を行ったと発表した。
病気は脳内の神経伝達物質ドーパミンの減少で発病する。治療ではドーパミンの生成を促す酵素の遺伝子をウイルスベクター(運び屋)に組み込み、脳内の線条体に注入した。薬物への依存度や副作用が低い治療が期待できるという。
詳しくはこちらから (ウェブ魚拓に移動します)
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